
毎日歯を磨いているのに、すぐ虫歯が出来てしまう
毎年のように歯医者に通うのはもう嫌だ
こんにちは、サナトです。こんな悩みをお持ちの方は必見です。
僕も30歳を過ぎるころまで、毎年のように歯医者に通っていました。あるとき、ついに奥歯に銀のかぶせものを入れることになってしまいました。(セラミックは高額で手が出ず)
大口を開けたときには目立ってしまい、だいぶ落ち込みました。これもちょっとした容姿コンプです。



80歳まで生きるとして、この調子で永久歯を50年も守り抜けるわけがない…!
不安になった僕は、そこで思い立って、さまざまなデンタルケアのグッズを買って試してみました。
そんな僕が実際に使ってみて効果のあったデンタルケアグッズを3つご紹介します。
この記事を読むと、こんなことが分かります。
- 虫歯になりやすい人に実際に効果を発揮したアイテム
- 各アイテムの役割や必要性
ちなみに、僕は実際にこれらのグッズを使い始めてからは虫歯が増えなくなりました!
最初に、どうして手磨きをがんばっているのに虫歯が増えてしまうのか、当時かかっていた歯医者さんに訊いてみました。まずはその内容からどうぞ。
グッズから知りたいよ、という方は目次から飛んで下さい。
磨いても磨いても虫歯が出来る理由


いくら歯磨きをがんばっても虫歯が絶えない大きな要因としては、この2点に集約されるそうです。
- 歯垢を除去しきれていない
- 虫歯菌に有利な口内環境になっている
僕も毎日長い時間を掛けて磨いていたのに、どうしていつも虫歯になってしまうのか不思議でした。歯医者さんに言わせれば、結局はこれらが解決出来ていなかったのです。
虫歯菌が集まって形成する膜「バイオフィルム」は、手磨きで除去しきれないことがあるとのこと。また、ブラシが物理的に入り込めない歯の間や谷間はどうしても歯垢が溜まります。だから歯医者さんで定期的にメンテしてもらうことが推奨されます。


虫歯菌は食事のたびに酸を出して歯の表面を溶かしますが、唾液が酸を中和したり、歯の表面を修復(再石灰化)してくれます。ところが、間食が多かったり唾液が少ないと十分に表面が修復されずに虫歯が進行しやすい環境となります。ちなみに、原因菌や唾液の量も個人差があるそうで、同じ磨き時間でも人によって虫歯になりやすさが違うそうです。


これらをケアするのが、今回紹介するグッズです。
デンタルケア三種の神器
下記が虫歯ケアに最も効果のあったグッズです。本当に導入して良かったものばかりです!ランキング形式に並べると、この順になります。
第一位:音波式電動歯ブラシ
第二位:マウスウォッシュ(デンタルリンス)
第三位:デンタルフロス
それぞれ詳しく説明していきます。
第一位:音波式電動歯ブラシ


僕が一番効果があったと感じているのは、音波式電動歯ブラシです。
音波式電動歯ブラシは何が良いのか
手磨きと段違いの磨き心地
手磨きは毎分120〜200回程度の往復を繰り返して磨きます。それに対し、音波電動式は毎分2〜4万回の振動で歯垢を除去します。
音波式以外にも、電動歯ブラシには幾つかの種類があります。
- 超音波式
- 音波式
- 回転式
- その他の電動歯ブラシ
超音波式/音波式は、大手メーカーではフィリップスやパナソニック、オムロンが採用している方式です。歯の間やミゾ(歯周ポケット)の歯垢を微細な振動で落とすことができます。また虫歯の原因になるバイオフィルムを、細かな振動の力で除去することが出来るとされています。
回転式を主に採用しているのはブラウンです。こちらはパワフルな回転力によって歯垢を除去します。小さいヘッドで奥歯に届きやすいことと、磨き心地が良いと言われています。
いずれも手磨きに比べて歯垢除去力が段違いに強いです。
超音波式は振動が微細なため、手磨きと同じように手を動かす必要があるとされていたり、コストが高いという点がネックです。また、回転式は物理的に届かない歯の間などは掻き出せない模様。そのため、音波式は一番バランスが優れていると感じます。
超音波式 | 音波式 | その他電動 | 手動 | |
振動/毎分 | 160〜200万回 | 2~4万回 | 3〜7千回 | 120〜200回 |
歯垢除去力 | ◎ | ◯ | △ | △ |
手を細かく 動かす必要 | 有※ | 無 | 有 | 有 |
コスト | △ | ◯ | ◎ | ー |
時短になる
音波式電動歯ブラシは、2-3分程度を目安に歯磨きが終わるように作られています。各社の製品も、手元へのバイブレーションによって、磨き終わりを知らせてくれる機能を持っています。(僕はもっと磨きたいので、もう少し磨きますが)
忙しい朝や、寝る前のひととき等、毎日の時間を短縮できるのはありがたいです。
高機能で磨きをサポートするものも


最近では、スマホアプリと連動して歯磨きを管理できる製品や、先端を変えることで舌の磨きもできる製品が登場しています。その分、高価格帯の製品も多いのですが、使いこなせれば十分に元は取れるでしょう。
筆者サナトが使っているもの
現在の僕は、フィリップスのソニッケアー 「プロテクトクリーン」を使っています。
ソニッケアー 「プロテクトクリーン」を選んだ理由
前述したとおり、音波式はコストと効果のバランスが良いと感じています。さらにこの機種は機能を絞ったミドルクラスの製品です。実はこれを買う前は、ソニッケアーの最上位モデル、「ダイヤモンドクリーン」を使っていました。
機能も沢山あって良かったのですが、充電機能がヘタったことを機に、中位のモデルに買い替えをしたわけです。磨く力としては大きく劣るものではないと感じています。
実家に居た時は、ブラウンの「オーラルB」を使っていたこともありましたが、僕個人としてはソニッケアーの方が使い心地は好きです。
ソニッケアー 「プロテクトクリーン」の使用感
元々は「ダイヤモンドクリーン」が音波式の初体験でしたが、「音波式にもっと早く出会いたかった」と思いました。磨いていて本当に気持ちが良いんです。使い終わってすぐに、歯がツルツルに磨けているのが分かりました。歯垢を取る力が手磨きや安物の電動歯ブラシとは段違い。
現在使っている製品もその磨き心地は健在です。
20代の時に失われた歯があの世で泣いていると思います。
実際に、この音波式電動歯ブラシに切り替えてから虫歯の増殖を食い止めることが出来ています。もっとも、これから紹介する2アイテムとの相乗効果でもあるので、合わせてご覧いただければ幸いです。
音波式電動歯ブラシは高いのがネック。安物はどうなのか?
音波式電動歯ブラシは決して安い買い物ではありません。手磨き用の歯ブラシは、通常100〜200円ですので、そこから切り替える心理的なハードルは高いです。
「好みが合うか分からないのに、高い買い物はちょっとな」という方には、サブスクの電動歯ブラシをオススメします。
こちらは、電動歯ブラシのサブスクとしては日本で一番利用者が多いGALLEIDO DENTAL MEMBER。なんと維持費は最安で280円/月です。▼
電動歯ブラシのサブスクなら GALLEIDO DENTAL MEMBER

通常の手磨き用歯ブラシと大差のない金額です。スターバックスラテの半額程度の値段で歯の健康が保たれるのであれば、選択肢としては大いに検討する価値アリと思います。
ちなみに、買い切りの安い電動歯ブラシはあまりオススメしません。
僕は28歳頃までは手で歯磨きをしていましたが、あまりに虫歯に悩まされていました。そこで最初に手を出したのが、1500円くらいの電動歯ブラシでした。



効果があることを期待するぜ!
しかし、翌年には僕はまた馴染みの歯医者さんの診療台に横たわっていました。
結果的に、この価格帯の電動歯ブラシはほぼ手磨きと差が無いと感じられました。というわけで、ただブラシが前後に動くだけの安物はあまりオススメしません。
しかし、上記のサブスク電動歯ブラシは音波式で性能もしっかりしているので、コストを抑えつつ効果も高い歯ブラシを使いたい方には適していると思います。
GALLEIDO DENTAL MEMBER第二位:マウスウォッシュ(デンタルリンス)


導入して良かったデンタルケアグッズ第二位は、マウスウォッシュ(デンタルリンス)です。
マウスウォッシュ(デンタルリンス)は何が良いのか
液体だから口のすみずみまで行き渡る
使い方は、口に含んでブクブクしたあとに吐き出します。デンタルリンスの一部の製品は、口に含んだまま歯を磨くことが推奨されるものもあります。その後は口を水でゆすぐことはしません。特に就寝前の使用が効果的とされています。
その理由は、就寝中は唾液の量が減って、虫歯になりやすいためです。僕は鼻炎で鼻が詰まりやすく、寝ているあいだ口呼吸になってしまいがちです。すると口が開いて唾液も乾いてしまうので、ますます虫歯菌が増殖しやすい環境となってしまうのです。
薬用成分の配合されたマウスウォッシュ(デンタルリンス)は殺菌とコーティング効果があるので、そうした口内環境を朝まで正常に保つ効果を持っています。
ちなみに配合成分によって「医薬部外品」と「化粧品」に分かれます。医薬部外品には、虫歯予防や歯周病予防に効果がある薬用成分が配合されています。一方、化粧品は口の中を爽快にすることと口臭予防に主眼を置いているので、虫歯予防の効果は期待できません。虫歯をケアしたいなら、必ず「医薬部外品」の記載のある商品を選ぶようにしましょう。


マウスウォッシュは、商品の裏に「洗口液」と表記されています。歯が磨けない時の代わりとしての役割が期待できるとのことですが、日常的な歯磨きの補助として用いることが推奨されています。一方、デンタルリンスは「液体歯磨き」という表記になっており、こちらは歯磨き粉の代わりとして用いることを推奨されています。歯ブラシで磨く前に口に含み、吐き出してから、あるいはそのまま歯磨きを行ます。
口臭予防にもなる
「医薬部外品」の表記がある製品は殺菌成分や菌の増殖を防ぐ成分が入っているので、口臭の予防にも効果があります。もちろん、口をゆすぐ時に舌にも成分が行き渡るので、そちらの殺菌にも期待できますね。
筆者サナトが使っているもの
僕はクリニカのアドバンテージ デンタルリンス低刺激タイプを使っています。


これを選んだ理由
僕がこの商品にたどり着く前に、最初はマウスウォッシュを3品試しました。前述のとおり、マウスウォッシュとデンタルリンスは少し棲み分けが違います。当初はマウスウォッシュで歯磨きに替わることを期待したのですが、どの製品も歯磨きを辞めて良いとは書いてないんですね。あくまで日常の歯磨きは継続して、その補助として使うことを推奨しています。
リステリン トータルケアプラス マウスウォッシュ
モンダミン マウスウォッシュ プレミアムケア センシティブ
クリニカ クイックウォッシュ






どのみちしっかりと歯磨きを行うのであれば、デンタルリンスでも良いなと思い、続いてデンタルリンスを3品試しました。最終的には使い心地や続けやすさの観点でクリニカアドバンテージに落ち着いたという感じです。クリニカはマウスウォッシュもデンタルリンスも、マイルドで使いやすかったですね。
GUM デンタルリンスナイトケア
GUM デンタルリンス (ノンアルコールタイプ)
クリニカ アドバンテージ デンタルリンス低刺激タイプ






いずれもAmazonでは高評価がそろっているので、効果という点では文句ありません。配合成分によって、歯垢除去、強力殺菌、歯周病対策などコンセプトが違います。
また継続するうえで大切なのが味、香り、刺激の強さです。特にリステリンの紫は僕にはまったく合わず。殺菌効果が凄いのは感じられましたが、口に含んだ瞬間、体がびっくりして鳥肌が立ちました。日常的に使って満足している人が多いので、これは合う・合わないの問題ですね。
他の製品も使用感として清涼感が強すぎたり、香りが気になったりしたため、結局はクリニカアドバンテージ デンタルリンスの低刺激タイプに落ち着きました。
使用感
デンタルリンスは、本来は歯磨きとセットで使用する製品です。ただ、僕は歯ブラシで磨いたあと、更に寝る直前にブクブクうがいをしています。
低刺激を謳っているだけあって、これまでに試した他のマウスウォッシュ(デンタルリンス)に比べて、使用感はマイルドです。清涼感もちょうどよく、また翌朝の口の粘つきなどもなく、とてもいい感じです。
マウスウォッシュ(デンタルリンス)は単体では効果薄
前述のとおり、どのマウスウォッシュの使用方法を読んでも、日常の歯ブラシによる歯磨きと併用することを推奨しています。マウスウォッシュがいかに手軽で歯垢除去に期待が持てても、あくまでも補助アイテムとして使わなければならないということですね。
もし、歯ブラシによる歯磨きを一切しなくても良いマウスウォッシュが開発されたら、ぜひ僕にもお教え下さい。
第三位:デンタルフロス


導入してよかったもの第三位はデンタルフロスです。これは推奨する歯医者さんがとても多いアイテムですね。
デンタルフロスは何が良いのか
フロスでしか取れない歯垢がある
歯と歯の間の歯垢はなかなか落としきれません。きっちりと磨いているつもりでも、あるとき急に歯の谷間が虫歯になってしまうということはよくあります。これは隙間の歯垢が落としきれていなかったために出来た虫歯です。
そうした歯と歯の間の歯垢をケアするのが、デンタルフロスです。
糸状のものを歯の間に入れて、歯垢を絡め取ることが出来るもので、形状も幾つかあります。
口臭予防にもなる
これも当たり前の話ですが、歯と歯の間に歯垢が溜まると、独特の臭いを発します。これらを定期的に除去することで、口臭予防にもつながります。
筆者サナトが使っているもの
これまたクリニカのY字タイプのフロスを使っています。
これを選んだ理由


前までは鉤型のフロスを使っていましたが、どうしても奥歯の隙間に入れにくかったです。自分で指に引っ掛けて使うタイプのフロスは慣れが必要で、更に難しい印象でした。自分の口の中に両指を入れるのも、顎が外れそうで個人的には嫌なポイントです。そこでYの字のフロスを使うことにしたところ、とても良かったので継続しています。
使用感
持ち手の形とフロスの向きが本当に使いやすいです。2日に1回使うことにしていますが、歯垢や挟まった食べ残しがしっかりとキャッチできて、気持ちよく歯磨きを終えることができます。
デンタルフロスには悪い点がない
手軽に歯ブラシやマウスウォッシュでケアできない歯垢が取り除けるので、とてもありがたい存在です。強いていえば、Y字タイプのフロスは他のフロスに比べて高いという点がネックでしょうか。
慣れてきたら自分の指に引っ掛けて使うタイプが一番コスパが良いのだと思います。
3種の神器導入後のまとめ
以上、デンタルケアの3種の神器を紹介してきました。
手磨きと歯磨き粉のみ。磨いても磨いても、すぐに虫歯になっていた。1年に一度はどこかが痛みだして、そこから数ヶ月は歯医者さんに通っていた。
虫歯が増えなくなった。痛むこともなく、歯医者さん通いが止まった。
こんな感じで、自分にとってはかなり状況が改善されました。
いずれも、もっと早く買えば良かったと思っています。
- 導入して良かったのは、音波式電動ブラシ、マウスウォッシュ(デンタルリンス)、デンタルフロス
- 音波式電動歯ブラシは効果高い、手磨き不要、コスト中くらいとバランス良い
- 一括で高い製品を買いたくない場合は、サブスクも有り
- マウスウォッシュ(デンタルリンス)は医薬部外品を選ぶこと
- デンタルフロスはY字がオススメだが、ややコスト高
毎日磨いているのに虫歯になってしまう、というかつての僕と同じ悩みを抱えている方へ、歯医者通いから脱出するヒントになっていれば幸いです
僕自身、すでにかなりの歯が取り返しのつかないことになってしまいました。
「奥歯が銀歯」というのも軽いコンプレックスになってます。これ以上増えないようにケアしつつ、いつの日かセラミックに入れ替えたいと思っています。
医学が更に進んで、永久歯の再生が可能になる日も待ち望んでいます。
それでは今日はこのへんで。
明日もあなたにとって良い日になりますように!
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