
なんかいい感じに考えを整理する道具ないかな〜?



ドラえもんの一コマみたいなセリフですが、こんな悩みにお答えする記事です
この記事では、筆者が5年ほど使い倒しているスマートノートこと、「Everlast」ノートをご紹介します。
下記の記事で紹介している、書く習慣にも役立つツールですよ。手書きと記録は、劣等感やコンプレックスなどのメンタルケアにも効果があるので、このノートはとっても相性が良いんです。


ちなみに紛らわしいですが、オタク評論家である岡田斗司夫さんが「スマートノート」を提唱しています。あちらは普通の大学ノートを利用したノート術で、このEvarlastというノートとは関係がありません。
- 考えを整理するホワイトボードみたいな文房具
- 手書きノートをクラウドに保存する良い方法
- 便利なガジェット
- 書き溜めたメモが見当たらない、ということを無くす方法
それでは見ていきましょう。
以下の目次から、お好きなところから読むことが出来ます。
クラウドに超速で保存できる「Everlast」はかなり便利なスマートノート
「Everlast(エバーラスト)」とは?
アメリカのRocket book(ロケットブック)社が発売している、半永久的に使えるノートです。クラウドファンディングの文房具部門で歴代1位の額を集めて、2017年に商品化されました。
Everlastとは、[永続する、いつまでも変わらない]という意味。
このノートは繰り返し使えるので、これが人生で最後に買うノートになる・・・かも知れません。
手書きノートをクラウドに簡単保存でき、すぐに消せる





なんで、半永久的に使えるの?
書いた内容がすぐにクラウドへ保存できて、紙面をかんたんに白紙に戻すことができるんです。これによって、同じページを繰り返し使えるというわけです。
公式では1000回以上繰り返し使えると書いていますね。



僕はこの使い勝手がとっても気に入っていて、発売当初から手に入れてもう5年近く使っています


手元に常にホワイトボードがある感覚
社会人の方で、パイロット社のフリクションペンを使っている方も多いかと思います。この「Everlast」は、なんとフリクション専用のノートです。



書いて消すなら、フリクションと普通のノートでも十分じゃない?
「Everlast」は、普通のノートと違って一度にたくさんの文字を消すことができます。
その秘密は、紙面の材質。



表面がツルツルしている?
これには複合ポリエステルが用いられています。これによって、ウェットティッシュや濡れタオルでさっと撫でるだけで、文字を一気に消すことが出来ます。





ページ一面に書いた文字を、ペン尻のゴムで擦って消すのは結構骨が折れます。それに対して、このノートは手軽さが段違い。
ホワイトボードみたいに、一気に文字を消せちゃいます
そして、専用のアプリから写真を撮ると、位置合わせと補正がすぐ行われて、きれいにPDF化ができるのです。


また、ページ下のマークにチェックを付けることで、事前に設定した保存先にPDFを自動で送ってくれます!
Googlle Drive、OneDrive、Dropbox、Evernote、Gmailなども勿論指定できます。
ここがマジで便利なところで、Everlastの値段の半分は、このアプリの使い勝手に払っていると言っても過言ではありません。
ノートを書いたら撮影。日付以外の名前をつけたい場合は、任意の名前を入れます。これで好きなクラウドやメールボックスにどんどん突っ込めるというわけです。
終わったらそのページは拭いて白紙に戻します。
用途はオンからオフまで、アイディアしだい
ノートなので使い方はもちろん自由なのですが、クラウドやメールで共有することも簡単です。
- 対面で話している時に図解
- それをプロジェクトの別のメンバーに送る
- 勉強のノートを共有する
- 設計プランを見せる
- ジャーナリング
- アイディアメモ
- 日記
2020年に、あらかじめスケジュール帳やタスク管理のフレームが記入された「フュージョン」という製品も登場しました。


僕は自分で枠を書いて週間日記をつけているので、そのうちこっちも買おうかと思っています。
5年使い倒して分かったメリット・デメリット
Everlastのメリット4点
1.ノートがきれいにPDF化され、タイトルで文字検索できる。これ最高。
ノートのスキャンが補正され、タイトルで過去の書いたもの検索ができます。これは本当にメリットが大きいです。
前に書いたノートがどこにいったかわからなくなった事ってありませんか。
Everlastでクラウドに保存しておけば、いつどんなことを書いたか検索してたどり着くことができます。
似たようなサービスで、Evernote というものがあります。メモをクラウドで保存し、検索していつでもたどれるという便利さが受けています。
ただ、これらはスマホ入力のメモと写真が基本でした。Evernoteでも普通のノートを写真に撮れば似たようなことは出来ますが、補正には手間がかかります。その点、Everlastノートは書いて保存して消すというワンセットがサクサク行えるよう設計されています。
このEverlastは、いわばデジタルとアナログの良いとこどりということができるのではないでしょうか。
2.ノートが何冊も溜まっていかない
これまでは、ノートに考え事や日記を書いていくと、何冊も何冊も溜まっていってしまいました。
部屋のダンボールに積まれるストック。ときどきそれを眺めるのも満足度は高いのですが、収納場所には限りがあります。


また、「アレ書いたのどこだー?」と思っても、なかなか探す気になれません。



昔のノートなんて、探したい時に探す気が起きない。
むしろ集中したい時に限って読み始めてしまう恐ろしさがあるね
Everlastを使っていれば、基本的に持ち運ぶのはこの一冊だけで済みます。
あとは Google Driveや OneDrive などのクラウドに溜まっていくので、収納場所の問題はそれで解決です。



引越し前や勉強前の時間泥棒にもなりません
3.すぐに消せる。1000回書き直せる
気に食わない時は一気に消せるというのはとても助かります。 公式では1000回書き直せる と言われています。



実際に僕が5年間使い続けているわけですから、確かに持続性のある商品だと言えるでしょう
僕のは使い続けて塗装が剥げてきましたので、さすがに永久は無理かな・・・。
4.手書きで思考が加速する
こちらの記事でも書いた通り、 キーボード入力に比べて、 手書きは脳が活性化されるという研究結果が出ています。


通常は出てこない発想が、ノート上で手を動かすことで言葉として紡ぎ出されることがあるのです。
考え事やアイディア出し、記憶にとどめるという際には、デジタルより手書きの方がおそらく良い。
そう言う点でも、手書きをデジタルで保存、という形は良いです。
僕自身、仕事の考え事を整理するときにもこのノートを活用してます。



ただ、暗号化されて保存されないので機密情報は扱わない方がいいでしょう
Everlastのデメリット3点
1.文字が乾くのに12秒
紙面がツルツルと光沢のある質感で、インクが乾くのに12秒ぐらい掛かります。
基本的に上から下に書いていくのでインクで手が汚れたりすることは無いのですが、うっかりすぐにページを閉じると反対にも文字が写ったりすることがありますね。



ツルツルだからペン先がすこし走りやすいかも
2.ウェットティッシュが必要
フリクションペンのゴムでも勿論消せるのですが、それだと通常のノートと同じく時間がかかります。
また、ゴムで何度も擦ると、摩耗によって紙面が少しずつ削れていってしまいます。そのため、まっさらにするにはどうしてもウェットティッシュや濡れ布巾が欠かせません。



36ページあるので毎日のように出先へウェットティッシュを持ち運ばなくてOKです。また普通のティッシュを水に塗らせただけでも十分に効果を発揮します
マイクロファイバークロスは濡らす手間が掛かりますね。あとは段々汚れていくのも個人的には気になります。100均やコンビニのウェットティッシュが一番いいです。
3.何ヶ月も消さないと文字が薄く残ってしまう
仕事上の構想や、 何回も使うような計算式など…。大事なメモは何ヶ月も残しておくことがあります。
そうすると、紙面上にうっすらと文字が残ることがあります。 これはこすっても水で拭いても、なかなか落ちません。
必要なものは定期的にクラウドに保存して、きれいに保つ必要がありますね。
ネット上の口コミ
Amazonでは11,603件の評価があり、★3.9です。
悪い評価
★☆☆☆☆ いまのところ普通のノートでよいかと
書き心地がノートに近いとのことだか、ツルツルでプラスチックに書いてる感じです。
書いてから乾くまで時間がかかり、この値段であれば普通のノートで十分と感じました。
引用:Amazon
良い評価
★★★★★ 超絶使えるにくいやつ アプリ代込みとすれば4980円は安い
スマートノートは初購入でしたが業務効率が一変しました。専用アプリで簡単に自動トリミング&自動撮影でスマホから取り込み、アプリで細かくアップロード先も選択でき、office365のOneDriveやOneNote、iCloud などにも自動アップロード。
メールで送って終わりだけではなくとても使いやすいです。
引用:Amazon



拭き取る作業と、紙の質感をどう捉えるかで評価が変わってきますね。たしかに普通のノートの書き味を求める方には合わないかも知れません
一番安い購入方法
Amazon 、楽天、Yahoo!ショッピングで入手することができます。 公式からもリンクが張られています。見比べてみると、Yahoo!がポイント分すこし安く買えるお店がありそうです。
外見がよく似て安い製品がありますが、そちらは高速でスキャンしてクラウドに飛ばすアプリが使えないので、ご注意ください。


Amazonの写真にはペンがセットになっていますが、実際は付いてこないので、別途買う必要があります。
Everlastノートのレビューまとめ
以上、 Everlastノート について解説してきました
要点をまとめます
- 書いて保存して消す、 をスマートに行える素晴らしいノート
- ノートが溜まっていかず 検索性
- アイディア出しなどの手書きの利点と クラウド保存のメリットを享受できる
- 紙の書き心地と少し異なるので慣れが必要
僕が2017年から2022年現在までずっと使い倒している唯一の文房具です。値段は5000円と高いのですが、自分にとってはお金に換算できない発想の手助けを沢山してもらいました。



5年間、ほぼ毎日なにかしら書きこんでいたので、1年間1000円と考えれば十分に元は取れましたね〜
特に、こんなあなたにはおすすめです。
・ノートは手書き派!
・部屋が狭い。ノートの保管場所が限られている
・あとで記録を読み返したい
・すぐにスキャンしてクラウドに入れておきたい
気になったら、ぜひ手にとってみてください。


それでは今回はこのへんで。
明日もあなたにとって良い日になりますように!
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