【二者択一】劣等感を感じた時に選ぶことになる究極の2択

劣等感を感じた時に考える究極の2択
こんぷち

あの人への劣等感がすごいんだけど、この気持ちはどうしたらいいのかな。出口はあるのかな

日頃、様々な場面でこのような気持ちになったことはないでしょうか

時には悔しかったり、妬ましいと思ったり、羨ましいと思ったり。僕も子供の頃から、本当にこれらの気持ちに心を振り乱されて苦しんできました

今回は、こうした負の感情と向き合うための思考の整理について、サナト自身の体験談を交えつつ一緒に考えていきたいと思います

この記事を読むと・・・
  • 劣等感の解消に向けた考えが整理できる
  • 悩むだけの不毛な時間から抜け出すための方向性が見える

それでは、まずは拙い経験談からお話します。

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同期Aさんに感じた劣等感

僕は入社して3年目に、仕事の出来・不出来で、激しい劣等感を覚えた経験があります。そこから学んだことが、記事タイトルにある2択の整理につながりました。

同期のAさんとは職場は違えど、近い部署に配属されていました。

サナト

3年目になったばかりの僕は、まだまだ仕事が出来ない状態でした

上司から、ある案件の企画書を書いてみるように言われたのですが、何をどう考えたら良いかさっぱり分かりません。指示した上司に聞いても、先輩に聞いても、概略はつかめるのですが手が動かせない。具体的に進めるイメージも持てないし、オリジナルなアイディアも出てこない状態でした。

そんな時、たまたま異なる部署との打ち合わせがありました。Aさんの配属された部署です。打ち合わせで向こうの課長が口火を切った後で、振られたのはAさん。

そこには企画書を自分で書いて、自分で40-50歳の社員たちに説明するAさんの姿がありました。

呆然としました。直近の自分と比べて、あまりにも上手に「会社員」をしているAさん。配属前研修のときとは比べ物にならない変貌ぶりでした。

サナト

僕は自分が無能に感じられて、いたたまれなくなったのを覚えています。一緒に参加していた自分の職場の上司が、僕と比較してどう思ったんだろうと思いました

職場に帰ったあと、ものすごい劣等感に襲われました。

えっ、たったそれだけのことで!?

はい、それだけのことで感じたんです。

もともと、”気にしい”な性格であったので、会社の寮に帰っても消えたい消えたいという思考のループに突入しました。自分の企画を仕上げようと思っても、Aさんへの嫉妬や自分への情けなさで思考がまとまりません。

一眠りしたあとで、気持ちを落ち着けるにはどうすれば良いのかじっと考えました。

今回のケースは能力に感することですが、これまでにも容姿やお金やさまざまな劣等感を抱いてきたことに思い至りました。

サナト

これは自分の思考の癖かも知れない。考え方を見つめ直さないと、ずっとこのままだ

と感じました。

そこで劣等感を感じたあとで自分はどうすべきか、整理することにしました。

出来ることは二つしかない

2者択一

“ある状態が解消される”ということは、”現状から何かが変わる”ということです。もっと能動的な言い方にするならば”解消しようとする”なら、”何かを変える”、ということになります。

そして結論から言えば、劣等感を感じた時に我々が取りうる選択肢は二つしかありません。

劣等感を解消するための選択肢
  • 他人を変えようとする
  • 自分を変えようとする


このいずれかです。

悩みを忘れ去る、気にしないようにする、というのも自分の方を変えようとする行為です。

自分が置かれている環境を変える(引っ越す、仕事を変える等)ことも、こちらに含みます。

(「何もしない」という選択肢も一応ありますが、解消を望むのであればそれは除外します)

変えるのは他人か、自分か

先程の事例でいえば、Aさんと、サナト。


このどちらかの状態が変われば、劣等感は解消されます

じゃあ、自分はどっちを取るべきなのか?

それぞれの選択肢について、詳しく見てメリットとデメリットを考えてみましょう。

他人を変えようとする

Aさんの方が実力的に上に居る(であろう)状態。この場合はAさんを変えようとすることで劣等感の解消を図ろうということになります。

これはつまり、Aさんが自分の位置まで下りることを願う選択肢ですね。

結論から申しますと、願いが成就する可能性が低く、また自分自身にもダメージがあるなどデメリットの方が大きいです。

どのような願いになるか、例とともに詳しく見ていきます。

事例

【Aさんの手持ちの仕事がうまくいかないことを願う】

  • プロジェクトで失敗をする
  • 職場での評判が下がる、悪い噂が広がる
  • 顧客から切られる
  • 上司からの査定が下がる

しかし、仮にサナトが何らかの実力行使をして一時的にAさんが失敗したとしても、Aさんは本来実力があるので、長期的には別の場面で挽回するのではないかと思います。

それでは実力自体が下がることを願うとどうでしょうか?

【備わっている実力が下がることを願う】

  • Aさんの頭の回転が落ちる
  • Aさんがうまく話せなくなる
  • Aさんの集中力が下がる etc..

これは法を犯さない限りほぼ叶うはずのない願望だということが分かります。

もちろん、僕にはそんな願望もありません。

メリット

あえてメリットを上げるなら、これです。

メリット

・てっとり早い
・自分ががんばらなくていい
・相手と自分の差が縮まったような感覚を覚えることがある

妬ましい気持ちになったら、つい失敗を願ってしまう気持ちも沸きます。

僕も実際そうでした。だって、手っ取り早くてがんばらなくて良いのですから、一瞬そういう気持ちがよぎってしまうこともあるかも知れません。

しかし、次のデメリットについて考えてみて頂きたいです。

デメリット

懸命な方ならもうお気づきでしょうが、デメリットの方がはるかにでかいのです。

デメリット

・望んだ結果にならないことが多い
・一時的に叶っても、長期的にはほぼ意味が無い
・無理に願望を叶えようとするなら、あなたの社会的な評価がすごく下がる
・精神衛生上、よろしくない

他人を変えようとしたところで、長い目で見ると何も変わらないか、かえって自分が損をしてしまう可能性があります。

また、他人の思考や行動はコントロールできません。

特に第三者の評価をすごく気にされる方は、こうした願望が露見した時にこうむるダメージが大きいので絶対におススメしません。

ヒソヒソ(あの人、裏でAさんの悪評を流していたらしいよ)

なんてことがバレたら、あなたは今の居場所を失う恐れすらあります。

また、全体的にとても非生産的であることもお気づきと思います。これはある時点で我に返った時、自己肯定感が下がって精神衛生上よろしくありません(でした)

こんぷち

目に見えるものすべての足を引っ張りてえ

サナト

辞めたほうがいいよ、マジで

   

自分を変えようとする

2つの道

それでは自分を変えようとする選択肢を見ていきましょう。Aさんに対して感じる劣等感を解消しようとした際、どのようなことが考えられるでしょうか。

こちらはAさんとの関係を上と下で見ないようにする

あるいはAさんに負けないように登っていく選択肢です。

やっぱり長期的に見るとこちらの方がメリットがとても大きいのです

コンプレックスの解消全般に通じるものがあります。

具体例と共に見ていきましょう。

事例

【Aさんと競争的な関係にならない工夫をする】

  • Aさんに対する考え方や見方を変える
  • 別のこと(Aさんの関わらない仕事や、趣味や恋人)に関心を移す
  • 自分の居場所(仕事・職場・勤務地など)を変える etc…

これらは、「Aさんが気になる」という気持ちをコントロールする方法です。

他人を変えようとする選択肢と違い、単なる願望ではありません。まとめると大雑把な表現になってしまいますが、取りうる方法は数えきれないほど沢山あります。

たとえば“Aさんに対する考え方や見方を変える”の一つとしては、

「Aさんのパフォーマンスが良いと会社には良い影響がある。自分の賞与にも跳ね返ってくるかも知れない。自分の意識も高めてくれる」

など、自分に返ってくる点に目を向けることも可能です。

ただ、Aさんと実力差があるという事実自体は変わっていません

それでは事実自体を変えようとする選択肢ですが、まず最初にやることがあります。

それは、事実の確認です

これだけで劣等感が解消されることだってあります

【Aさんとの実力差がどの程度か、改めて考える】

  • Aさんにできて自分にできないこと、Aさんにできなくて自分にできることを知る
  • 自分のなかで過大評価、過小評価が無いか考える etc…

「実際のところ、Aさんって何が凄いの?」ということを整理します。

もちろん、この過程でAさんとの更なる実力差が見えて膝から崩れ落ちることもありますが、大丈夫です!「優れていると思いこんでいたものの、この分野では自分の勝ちじゃん」という点が見つかることも多いです。

事実、僕はAさんと多面的に比較してみることで、二人の違いを冷静に整理することが出来ました。

そして最後は、自分が登っていくという方法です。ポイントは、必ずしもAさんに向かって登らなくても良いことです。

【実力差があるという事実を変える】

  • Aさんの得意と同じ領域(例:プレゼン力、企画書作成)でスキルを伸ばす
  • Aさんの得意と違う領域(例:分析力、製品知識)でスキルを伸ばす etc…

実際に自分がスキルを伸ばす努力をすることで、「Aさんに劣っている」という事実そのものを変えることになります。

「この分野でAさんに追いついた」でも良いですし、「この分野なら勝っている」でも良いと思います。

最終的には、自分の気持ちが落ち着くところにフォーカスすることが重要です。

実際のところ僕がどうしたかというと、製品知識を付けて詳細な分析を行い、それを先輩に見てもらいながら企画書を書き上げました。出来ることを増やしたり他の経験を重ねることで、当初感じた差を感じなくなっていきました。

メリット

こちらのメリットはさまざま有ります

メリット

・視野が広がる、多様な物の見方が身に付く
・一度覚えたスキルは長期的に身を助ける
・社会的な評価が上がる
・成功体験を得て自己肯定感が高まる
・分析、計画、遂行など努力する方法が身に付く etc…

あらためて言うまでもないことかも知れませんが、一つひとつが人生を好転させる要素となり得ます

これはいわば、自己変革です。

たくさんの恩恵をもたらしてくれました。

デメリット

じゃあなぜ、我々は自分を変えようとできないのか。このデメリットのためです。

デメリット

・望んだ結果にならないこともある
・時間が掛かることがある
・めんどうくさい

こんぷち

うぇあ、めんどうくさい

これは本当にしんどいことばかりですよね。

しかし結局のところ、自分を変えようとしないことには事態を好転させるのが難しいことはご理解いただけたと思います。

また、事例で見たように心と事実の両方を改善することが、劣等感やコンプレックスの克服に欠かせない行程だと考えます。

それが、上で挙げたしんどさを幾分か和らげてくれると思います。

それはまた項を改めて記事を書きたいと思います。

まとめ

以上、劣等感を覚えた時の二つの選択肢について解説してきました。

要点をまとめます。

POINT
  • 劣等感を覚えたとき、取りうる行動は二択しかない
  • 「他人を変えようとする」か「自分を変えようとする」のいずれか
  • 他人を変えようとすることは、効果が一時的であり不確実でデメリットが大きい
  • それに対して自分を変えようとすることは、スキルセットや考え方など長期的に役立つものが備わるなど、メリットが大きい
  • しかし、実行のハードルも高い
  • 心と事実の両方からアプローチすることで取り組みやすくする

いかがだったでしょうか。

嫉妬や羨望などの感情をどこへ向けたらいいのか、抜け出すためのヒントになっていれば幸いです。

明日もあなたにとって良い日になりますように!

ブログ村

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